Sun. Sep 22nd, 2024

画像の出所:https://www.cbs8.com/video/news/local/animals-transferred-to-arizona-from-san-diego-humane-society-given-to-breeder-who-sells-animals-as-reptile-food/509-d436dcbf-55b3-4cd8-b77a-2ddc621effb5

日本の動物シェルターからアリゾナ行きへ引っ越した動物たち、飼育家によって爬虫類の餌として販売されてしまった

アリゾナ州にあるシェルターから、サンディエゴヒューメインソサエティ(San Diego Humane Society)に属する動物たちが引き取られ、影で行われた違法な取引に巻き込まれたことが明らかになりました。

この事件は、動物福祉団体が協力して行う動物の移転手続きにおいて起きたものでした。サンディエゴヒューメインソサエティからアリゾナ州の別の動物シェルターに移される予定だった動物たちが、実は飼育家の手に渡っていたのです。

飼育家は動物を爬虫類の餌として販売することが目的で、彼らが動物を移送するという名目でシェルターに連絡を入れました。しかし、シェルター側の調査によって、この飼育家が商取引の名目で動物を調達していることが判明しました。

サンディエゴヒューメインソサエティのスポークスパーソンは、「我々の使命は保護活動であり、どの動物も安全な環境で適切なケアを受けるべきです。このような違法な取引に関与されたことは遺憾であり、真相究明に努めます」とコメントしました。

この事件を受け、サンディエゴヒューメインソサエティは厳重な処置を取ることを発表しました。移送手続きにおけるセキュリティシステムの見直しや、関係者に対する追加のトレーニングを実施するなど、同機関の対策はますます強化される予定です。

アリゾナ州の動物シェルターは、この事件を受けてサンディエゴヒューメインソサエティとの連携強化を約束し、同様の事態が二度と起こらないようにすると述べました。

この事件によって、動物の福祉に対する関心が高まる一方で、不正な動物取引や違法な飼育による被害を防ぐための更なる対策が求められています。