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画像の出所:https://abcnews.go.com/International/wireStory/japan-launches-defense-satellite-carried-new-flagship-h3-115459178

東京– 日本は月曜日、防衛作戦と通信の迅速化を目的とした防衛衛星を新たな主力H3ロケットで打ち上げ、軌道に乗せることに成功した。これにより、地域の緊張が高まる中で同国は軍事能力を強化しようとしている。

日本は2022年の安全保障戦略の下、対中・対北朝鮮・対ロシアの緊張の高まりを受けて、自国の軍備増強を加速させている。

H3 No. 4ロケットは、西南日本の種子島宇宙センターから打ち上げられた。すべてが計画通りに進行し、衛星は目標の軌道に正しく配置されたと、日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)が発表した。

ロケットが運んでいたのは、情報やデータ共有、軍事作戦・指揮に使用されるXバンド通信衛星である防衛省の「煌きNo. 3」である。

Xバンド衛星は、天候条件の影響を受けにくく、安定した通信を支援することができる。煌きNo. 3は、日本の軍事通信の需要が増える中で、既に運用中のXバンド衛星2基に続くものである。

陸上自衛隊などの通信能力を高め、衛星運用を強化することを目的としている。

自衛隊の体制システム部の安弘加藤少将は、種子島からのオンライン共同記者会見で、三重のXバンド通信衛星システムにより、「日本の陸上・海上・航空自衛隊及び海外の平和維持任務や演習部隊との間で、高速・大容量のデータ伝送と通信が可能になる」と述べた。

「これにより、日本の国家安全保障及び自衛隊の実行能力にさらに貢献するだろう」と加藤は続けた。

防衛省の調達機関の関口一平氏は、煌きNo. 3が特定の静止軌道へ移動し、テストされることにより、3月末までに運用を開始する予定であると述べた。

これにより、他の2基のXバンド衛星、煌きNo. 1及びNo. 2とも連携する。

月曜日の打ち上げは、当初10月20日に予定されていたが、技術的な不具合や悪天候のために4回延期された。加藤は、この遅延が日本の安全保障及び防衛活動に影響を及ぼすことはなかったと述べた。

JAXAの山川宏社長は、H3ロケットが衛星を予定の位置に届けることに成功したことに「ほっとした」と語った。

今回の打ち上げは、昨年の衝撃的な初回失敗以来、H3システムの3回連続成功射である。日本は、安定した商業的な宇宙輸送能力を国家の宇宙プログラム及び安全保障において重要視している。

JAXAとその主要契約者である三菱重工業は、現在の主力H-2Aの後継としてH3打上げシステムを開発している。MHIは最終的にはH3の製造と打ち上げをJAXAから引き継ぎ、打ち上げコストをH-2Aの約半分に削減することを目指している。JAXAとMHIは年間6回の打ち上げを目標にしている。

MHIの宇宙セグメント責任者である五十嵐伊和夫は、記者団に対し、日本のロケット打ち上げの強みはその信頼性と定時記録にあると述べ、月曜日の成功を「さらなる大きな進展」であると評価した。

同社は現在までに、英国とフランスの衛星運営者およびUAE宇宙庁との間で複数のH3打ち上げ契約を締結している。