画像の出所：https://houstonagentmagazine.com/2024/10/07/listings-on-the-rise-as-mortgage-rates-hit-24-month-low/
リスティングサイトRealtor.com®の9月の住宅レポートによると、モーゲージ金利が2年ぶりに大幅に低下したことで、より多くの売り手が自宅を市場に出すようになっています。
これまで、売り手は固定金利の低いモーゲージを手放すことに対する懸念から、自宅を売却することに躊躇していましたが、最近の金利の低下が約24カ月ぶりの低水準に達したことが、特に売却を控えていた売り手を促しているようです。
Realtor.com®は、今年の新規リストが前年と比べて11.6%増加したことを発表しており、これは8月の0.9%の減少からの「重要な逆転」を示しています。
さらに、アクティブにリストされた住宅は34%増加しています。
Realtor.com®のチーフエコノミストであるダニエル・ヘイル氏は、固定金利のローンを利用している売り手が市場状況の変化を待っていたと語っています。
「今、モーゲージ金利が2年ぶりの最低レベルにあることがわかり、特に不動産市場が通常のシーズンオフにある時期でも、より多くの売り手が市場に出てきています。」と彼女は述べています。
「年末までの間、モーゲージ金利が約6%で推移すると予測していますが、これは2023年10月の7.8%の高値から大きな違いです。このことは、多くの住宅購入者にとって購入力を高め、シーズンの要因に加えて、この時期は購入に最適な時期であることを意味します。」
購入時間の余裕
住宅購入者は、より多くのリストに目を向けるだけでなく、時間をかけて検討することができるようになっています。
レポートによれば、先月の9月は2019年以来最も遅い月となりました。
平均的に、住宅は市場に55日間留まり、昨年よりも7日間、8月よりも2日間長くなっています。
いくつかの地域では、住宅がより長い時間を要して売却されていますが、他の地域では住宅が平均よりも早く売却されています。
住宅価値の上昇
リストの増加は、住宅価値の上昇とも関連しています。
レポートは、中央値のリスト価格が平方フィートあたり前年比2.3%増加し、2019年9月と比べて50.9%増加したことを見出しました。
報告に含まれる上位50の都市の多くで、平方フィートあたりの価格は22.7%から71.9%上昇しています。
ヒューストンでは、平方フィートあたりの価格が前年から0.2%減少し、2019年からは18.8%増加しました。
ヒューストンにおける9月の住宅の中央値リスト価格は370,000ドルでした。
「一般的に言って、安堵の兆しがあります。」とRealtor.com®のシニアエコノミスト、ラルフ・マクローリン氏は言います。
「一方では、購入者はより多くのリストを目にし、住宅が市場に長く留まっているため、選択肢が増え、購入の焦りが減っています。
売り手にとっては、住宅価値が前のパンデミック前に比べて上昇しており、前向きな動きが見られています。
モーゲージ金利の低下により、参入障壁が低くなり、再び市場に参加する人々を促しています。」