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シンシナティ大学の地理学教授であるグレッグ・フォーネルは、新型コロナウイルス感染症の大流行が始まった2020年初頭に、まるで時間を遡ったようだと感じた。
それまでにもいくつかの流行病があったが、今回は何かが違った。フォーネルは歴史的な規模の危機が訪れたと感じた。そしてその予感は的中し、全米で大規模なロックダウンが始まった。
信じられない光景が目に映る中、フォーネルは出産予定だった娘のため、同僚の手を借りて首都ワシントンD.C.に向かった。立ち往生してしまい、緊急事態宣言が発令される中、彼は軍用機に乗せられるという運命的な出会いがあった。
こうしてフォーネルは一家ともども命からがら帰国できたが、その後も心配事は尽きなかった。おかげでストレス性の身体的な不調が続き、医者に相談することになった。
医者からは「おそらくこれは負の感情から生じていると思われる。その蓄積が元で身体的な不調を起こしている可能性がある」との診断を受けた。そしてそこから『キャッチボール療法』を勧められたのだ。
フォーネルは昔から野球好きで、ギフトとして与えられていたボールを思い出した。『ボールを投げると、不安がないという感覚』が彼には大きな助けになった。
毎日のようにボールを投げ、捕り、ストレスを解消していったフォーネルは、それが瞑想効果もあるのではないかと感じ始めた。そしてその考えが正しかった。
フォーネルはボール遊びを通じて、瞑想のようなリラックス効果を得ることができ、心身ともに調和が取れるようになったのだ。それ以降彼は、ボール遊びを続け、自身のために必要だと感じる人々にも薦めている。
もともとストレスを感じやすい性格だったフォーネルだが、キャッチボール療法によってそのストレスを和らげることができた。彼は「ボール遊びが私のストレスを和らげ、心身のバランスを保つ一助となってくれた。今では誰にでもオススメしている」と話していた。