画像の出所:https://www.cbsnews.com/news/colorado-republican-party-appeal-u-s-supreme-court-trump-ballot-ban/
コロラド共和党、トランプ候補の投票制限を巡り米最高裁に控訴
コロラド州、デンバー市――コロラド共和党が、トランプ大統領の候補者名を投票用紙から除外する公約の違法性を巡り、米国最高裁に控訴しました。この投票制限は、共和党の候補者にとって大きな不利益となる可能性が指摘されています。
コロラド州の判断により、現職大統領のドナルド・トランプ氏は、11月の大統領選挙において、共和党候補者名の掲載が保証されていません。共和党は、これが憲法違反であり、自党の候補者に対する不当な措置であると主張しています。
共和党は、連邦法による候補者名の公平な扱いが必要と主張し、本件がそれに反すると訴えています。州内の連邦地方裁判所では、共和党の主張が退けられたため、控訴が行われました。
コロラド州共和党の広報担当者、ジェフ・ヘイズ氏は、声明の中で、「現在の投票制限は、選挙プロセスにおける公正さを脅かすものであり、連邦法や憲法の保証する候補者の権利を侵害しています。我々は、これが不当で違法であると主張し、最高裁判所に控訴することを決定しました。」と述べました。
コロラド州の投票制限は、政治的な波及効果をもたらす可能性があります。現在、州議会では民主党が多数派であり、民主党候補のバイデン氏がトランプ氏に対し有利な状況となっています。このため、共和党は選挙の公正さが損なわれることを懸念し、最高裁の判断を仰ぐこととなりました。
一方、コロラド州選挙管理局は、「投票制限は現行の法律に基づいており、公平な選挙を確保するための措置である」と反論しています。また、民主党も共和党の控訴に対し、州が憲法に適合していると支持を表明しています。
最高裁判所は、この控訴を受け、真摯に検討することとなります。コロラド州共和党の控訴が有効と認められれば、選挙プロセスの公正さが再評価される可能性があります。最終的な判断は最高裁の決定によって下される見通しです。
トランプ候補の投票制限に関する訴訟は、大統領選挙において重要な意味を持つものとなります。今後の展開に注目が集まっています。