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画像の出所:https://abcnews.go.com/International/wireStory/japans-ishiba-nato-chief-vow-deepen-security-ties-120637369

2025年4月9日、東京 – 日本の岸田文雄首相とNATO事務総長マルク・ルッテは、共同記者会見で、日本とNATOの軍事関係をさらに深めることを誓い、中国、北朝鮮、ロシアからの脅威に対処する必要性を強調した。

岸田首相は、アメリカと共にインド太平洋地域における防衛関係を強化してきた日本が、ロシアのウクライナ侵攻が中国の積極的行動を助長する懸念を抱えている中で、NATOとの連携を強化しようとしていることを説明した。

「強いNATOは日本にとって大いに利益となります」と岸田首相は述べ、ルッテ事務総長との会談後の記者会見で報告した。

両首脳は、共同声明を発表し、防衛産業協力の強化が「共有の優先事項」であるとし、二重利用技術及び先端技術の開発に焦点を当て、標準化を進めることに合意した。

彼らはまた、サイバー防御や宇宙、さらには共同軍事演習における協力を強化することにも合意した。

ドローンと人工知能の話も出た。

岸田首相とルッテ事務総長は、北朝鮮とロシアの間の軍事関係の深化を「強く非難」し、ロシアがウクライナに対して北朝鮮のミサイルや部隊を使用していることに懸念を示した。

また、中国がロシアの防衛産業基盤を支援していることについても憂慮を表明した。

ルッテ氏は、ロシアがウクライナに対して戦争を続けている一方で、ヨーロッパの安全保障を「再構築」しようとしていると述べた。

両者は、自由で開かれたインド太平洋を維持する必要性を呼びかけ、東シナ海や南シナ海における一方的な現状変更の試みに反対する姿勢を示した。

また、中国に対しては軍事の透明性を高め、武器管理に協力するよう促し、台湾海峡の平和と安定を求めた。

ルッテ氏は、中国が主要な軍事増強を進めており、重要技術、重要インフラ、供給網を支配しようとする姿勢をとっていると述べた。

日本がロシアに対する戦争におけるウクライナ支援への貢献を評価し、東京がウクライナの支援のためのNATO司令部に参加する意向を示したことを歓迎した。

このNATO安全保障支援と訓練(NSATU)は、ドイツのウィースバーデンにあるアメリカ軍基地に本部を持つ。

ルッテ氏は、NSATUが「ウクライナが今日戦うのを助け、また明日のために武装勢力を構築する」ことを助けると述べた。

日本の参加に関する詳細はまだ検討中であり、日本の自衛隊が派遣される場合でも、戦闘的な役割を果たすことは予想されていない。

これは、日本の戦後の平和主義原則に基づいている。