画像の出所:https://www.theguardian.com/world/2025/mar/28/japan-taiwan-evacuation-plan-conflict-china
日本政府は、台湾近くの離島から10万人以上の市民を避難させる計画を初めて発表しました。この計画は、地域の緊張が高まる中でのものです。
この事態に備えて、船と飛行機が動員され、約11万人の住民と1万人の観光客が、南西日本に位置する離島群の島々から避難することになります。
避難者は、九州を含む南西日本の8つの県に、6日以内に移送されるとのことです。
日本のメディアによると、避難者はプライベートフェリーや航空機で運ばれ、最初に九州に到着し、その後、他の地域にある宿泊施設に送られる見通しです。
東京は、沖縄県に所属するサキシマ諸島で、来年4月から避難訓練を実施する計画を立てています。
台湾が中国に侵攻される可能性が高まっている中、日本は紛争に巻き込まれる可能性のある離島を保護する措置を強化しています。
中国は、近年において台湾に対して軍事的圧力を強めており、力を使ってこの自主管理島を自国に統合することを排除していません。
日本政府は、台湾から100kmの地点に位置する与那国島に対し、地対空ミサイル部隊を配備する計画も発表しています。
この島は自衛隊の基地があり、2週間分の食料や水を備蓄した一時的な地下シェルターが建設中であると報じられています。
防衛大臣の中谷元氏は、1月に、離島に住む住民の間に「強い危機感」があると述べ、「日本を守るためにあらゆる手段を講じたい」と語ったと、読売新聞が伝えています。
避難計画には具体的に台湾の名前は挙げられていませんが、この島の民主主義が軍事的な火種になるのではないかという懸念が高まっています。
ロシアによる2022年のウクライナ侵攻や、ドナルド・トランプが「アメリカ第一」の外交政策を復活させたことから、地域でのアメリカのコミットメントについて疑問を抱く地方自治体の関係者もいます。
台湾のメディアでも広く報じられたこの避難計画は、両岸の脅威や変化する米国との関係に関連付けられています。
「戦争のように感じる」とある読者は地元のニュース報道にコメントしています。
「日本人もトランプが台湾を守らないことを知っている」と別の人は言います。
「たとえ台湾に武器を提供しても、中国に勝つことはできないかもしれない。彼らは火傷を避けるために、すでに退避の手段を考えている。だが、我々の政府は、人々を守る方法を考えているのだろうか?」
日本のメディアは今月初め、トランプ政権の日本との戦後安全保障条約に対する見解の変化についても報じています。
トランプ氏は、日本・米国の安全保障条約が非対称であると不満を漏らし、各国がその条約に基づいて戦争に巻き込まれることが懸念されています。
日本の内閣官房長官、林芳正氏は、避難計画が「武装攻撃が予測される状況を想定して」策定されていると述べたと報じられています。
沖縄県には、約5万人の米軍が駐屯しており、台湾の緊急事態において重要な軍事的役割を果たす可能性があります。
また、日本は中国が主張している尖閣諸島を巡っても中国と対立しています。