Tue. Dec 3rd, 2024

画像の出所:https://www.aljazeera.com/news/2024/9/26/japan-sends-warship-through-taiwan-strait-for-first-time

日本のメディアによると、日本は中国による日本周辺の軍事活動の増加を背景に、台湾海峡を初めて駆逐艦「佐渡波」を通過させた。

「佐渡波」は水曜日の午前、東シナ海から海峡に入り、南へ進み、約10時間をかけて通過を完了したと、公共放送NHKや読売新聞が木曜日に報じた。

この通過は、オーストラリアとニュージーランドの海軍艦艇と共に行われ、南シナ海での計画中の演習を前にしたものである。

中国軍は木曜日に「高警戒」にあるとし、中国は日本に対して抗議を行ったと発表した。

中国の外務省の報道官である林建は、日本の行動の政治的意図に対して警戒を強めており、日本に厳重な申し入れを行ったと述べた。

彼は「日本側には台湾問題に関しての約束を守るように、言動には注意し、中国との関係や台湾海峡の平和を妨げないように求める。」と付け加えた。

日本の政府のトップスポークスマンである林雅則は、定例の記者会見でこれに関するコメントを控えた。

防衛省からの直ちの確認はなかった。

ニュージーランド海軍は、HMNZSアオテアロアがオーストラリア海軍のHMASシドニーと共に海峡を通過したことを確認した。

スポークスマンは、AFP通信社に対し、7年ぶりの通過は「航行の自由の権利」を主張するためであると述べた。

3隻の艦船の通過は、中国の空母「遼寧」が台湾近くの2つの日本の島々の間を初めて航行した1週間後に行われた。

東京は、これらの艦船がその接続水域に入ったとし、その事件を「全く受け入れられない」と述べた。

中国は国際法に従ったと反論した。

8月下旬、東京は中国のスパイ機が南西沖の島々近くの日本の空域を侵犯したと述べた。

読売新聞は、複数の名もなき政府関係者の話として、岸田文雄首相が中国の活動の後に何もしないことが北京をより積極的に行動させることにつながるとの懸念から、台湾海峡の通過を命じたと報じた。

東京の林スポークスマンは、地域における中国の軍事活動の増加に対して懸念を表明した。

「短期間に空域侵犯が相次いで発生していることに対し強い危機感を持っている。」と定例記者会見で述べた。

「我々はこの状況を強く注視し続ける。」と語った。

アメリカやその同盟国は、この180キロメートル(112マイル)の海峡を通過し、国際水域としての地位を再強調している。

北京は、この水域に対して管轄権があると主張し、先月ドイツが軍艦を2隻通過させた後、ベルリンが安全リスクを高めていると非難した。

ラ・トローブ大学の国際関係学教授であるベック・ストラティングは、日本の報告された台湾海峡通過は「中国の海洋主張に懸念を抱く国々のより大きな海軍存在を強化する一環である。」とAFPに説いた。

「特に日本は、東シナ海で中国の『グレーゾーン』戦術に対処してきた。」と述べ、紛争中の島々近くで増加する海上保安庁の船舶について言及した。

軍事専門家によれば、グレーゾーン戦術は、他国の武装勢力を消耗させる行動である。

水曜日、中国は数十年ぶりに太平洋に向けて大陸間弾道ミサイルを試射した。

日本はこの試射に先立って通知を受けておらず、中国の軍事力増強に対して「重大な懸念」を示した。

先週、四か国安全保障対話(QUAD)のオーストラリア、インド、日本、アメリカの首脳は、中国への共通の懸念からアジアの水域での共同安全措置を拡大した。

台湾の国防省は木曜日、台湾周辺の中国軍事活動の再発に警戒感を高め、29機の航空機が中国の戦艦と共に「共同戦闘準備パトロール」に従事していると報告した。

前日には、台湾周辺の中国軍機が43機活動していると報告され、このうちの23機はフィリピンとの間を隔てるバシー海峡を南へ通り、その後台湾の東海岸沿いへと進んだことが示された。

しかし、中国の国防省は台湾周辺での演習を正当な活動であると擁護した。

国防省報道官の張小剛は報道陣に対し、その演習を「正当な」と述べた。