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画像の出所:https://amp.cnn.com/cnn/2024/09/26/asia/japan-ruling-party-election-intl-hnk

元防衛大臣の石破茂氏が、金曜日に自民党(LDP)の党首選を制し、新たな日本の首相に就任することが決定した。

67歳の石破氏は、スキャンダルに悩む長期政権を持つ自民党の指導権を握ることになり、10月に国会が開会されるとともに、世界第4位の経済大国の指導を担う。

石破氏は9人の候補者の中から、最終投票で経済安全保障担当大臣の高市早苗氏を215票対194票で打ち破って党首となった。

最終選考に進めなかった主要候補の一人は、米国で教育を受けた魅力的な次世代のリーダー、小泉進次郎氏だった。

石破氏は自民党の党首を目指して5回目の挑戦で成功を収めた。この保守的な政治機関は1955年の創立以来、日本をほぼ継続的に支配し続けている。

同党の中で異端的な存在として知られる石破氏は、党内の批判を恐れず、独自の意見を述べる姿勢で知られている。

彼のこの姿勢は、党内で強力な敵を作る一方、草の根の党員や一般市民に好感を持たれてきた。

石破氏は保守党の中でもより進歩的な位置づけにあり、彼の政治的才能と国内外の政策に関する経験が、党首の座を勝ち取る要因となったと考えられている。

投票後、石破氏は自民党が「再生し、国民の信頼を回復する」ことができると述べた。

「私は国民を信じ、勇気と誠実を持って真実を語り、再びみんなが笑顔で暮らせる安全で安心な国を作るために最善を尽くします。」

政治のベテランである彼は、高いインフレ率からの「完全な脱却」を約束し、「実質賃金の向上」を実現することを誓った。

また、既婚女性が婚姓を保持できる法案を支持し、またより再生可能エネルギーへ移行するために原発への依存を減らすべきだと述べている。

さらに、彼は中国や北朝鮮からの脅威に対抗するため、アジア版NATOの設立を呼びかけている。

石破氏は、8月に辞任を表明した岸田文雄前首相の後を継ぐことになる。

岸田氏は一連の政治スキャンダルを受けてわずか1期で辞任することを決めていた。

自民党は、近年、日本最大の政治スキャンダルに直面している。

自民党内の2つの最も影響力のある派閥が収入と支出を適切に申告していないとされ、一部では政治資金を議員のキックバックとして再ルートしていたとの疑惑が持たれている。

高位の幹部に関連するスキャンダルも影響を及ぼしており、一部は選挙法違反や少数派に対する不適切な過去の発言に関与しているとされている。

岸田氏は、昨年いくつかの閣僚を交代させ、党内の派閥を廃止することでダメージを抑えようと試みていた。

自民党の党首として、石破氏は来年の総選挙を控えて自民党のイメージを改善することが求められる。

また、急増する生活費に対処しなければならず、これは円安によって悪化している。

アメリカでは11月に大統領選が行われ、石破氏は新たなアメリカの指導者との関係を巧みに舵取りし、ますます厳しさを増すアジアの安全保障の課題に直面することになる。

日本とアメリカのパートナーシップは、アジア太平洋地域におけるアメリカ戦略の中心的な要素であり、彼の前任者である岸田氏は今年、日本の防衛協力を拡大することを決定した。

石破氏は安全保障問題に対して強硬な姿勢を示しており、岸田氏が最近台湾を訪れた際にも「ウクライナで起こっていることが、明日東北アジアが直面するかもしれない問題」と述べたと報じられている。

東京に住む67歳の住民、内堀恵美氏は、「日本をしっかりと導いてくれるリーダーが必要です」と石破氏を支持する意向を示している。

「日本は高齢化社会ですので、社会福祉が促進されることを期待しています。外交面では、中国、ロシア、北朝鮮との問題に対処してほしい。」

一方で、22歳の大土岬美奈未氏は、「若い世代にあまり負担をかけることなく、日本の経済成長につながる改革を見たい」と希望を語った。