画像の出所:https://www.newsweek.com/japan-rice-shortage-causes-price-1949714
日本で思わぬ米不足が発生している。これは、国内消費の急増と観光客の流入が原因であると地元報道が伝えている。
需要の高まりは、米の価格上昇や店舗での購入制限、代替品を求める動きにつながっていると、日本の新聞「日経」が報じた。
この需要の急増は、2014年以降、米の消費が年間約10万トンずつ減少してきた後のことである。これは、日本の人口減少が影響していると考えられる。
しかし、2024年初頭から、10年ぶりに需要が増加した。
日経によると、この増加は、観光客数の記録的増加と、他の食品の価格上昇による国内需要の高まりが要因である。
COVID-19の制限が緩和され、円安により日本が魅力的な旅行先となった結果、2024年の1月から7月までの間に2100万人の観光客が訪れた。
農林水産省は、この期間に観光客が約5万1000トンの米を消費したと推定しており、1日あたり平均2食の米を使うと仮定している。
タイのリエンフアグ米貿易会社が所有する倉庫には、まだ製粉されていない米が乾燥するために巨大な堆積として展示されている。
日本は、このように米の需要が増加している中で、供給不足に直面している。
一部の店舗では、一家族につき一袋の制限が設定されている。
また、オンライン販売業者も急増する需要に応じるのに苦労している。
さらに、強力な台風「シャンシャン」が九州の米作りに脅威を与え、暴風や高潮の最高警戒レベルが発令された。
この不足に対処するため、多くの消費者はカリフォルニア産のカロース米などのより手頃な代替品に目を向けている。
ジャパンタイムズによると、カロース米はその似た味わいと低価格で知られており、その販売は急増している。
米の小売業者であるニッポンライスは、昨年に比べてカロースの販売が十倍に増えたと述べている。
東京の他の小売業者も、手頃な価格を理由にカロースの販売を始めており、強い需要があることを報告している。
農林水産大臣の坂本哲志は火曜日の記者会見で、「この米不足の状況は、いつか解決されるだろう」と述べた。
省は水曜日に農家との会議を開催し、価格が高止まりすれば需要はすぐに減少すると合意したとジャパンタイムズは報じている。
日経によれば、東北や北海道の北部地域では、9月末までに今年の収穫の出荷が始まると予想されており、価格が安定する助けになる可能性がある。