Sun. Sep 22nd, 2024

画像の出所:https://abc7ny.com/sidewalk-shed-longest-standing-mayor-eric-adams-get-sheds-down/14216490/

街頭の仮設足場、最長記録に到達 イーリック・アダムス市長が撤去を目指す

米国ニューヨーク――ニューヨーク市内に設置されている建物の修繕や改築工事の足場として、長らく続いている仮設足場に関する問題が話題となっている。その中でも特に注目を集めているのは、最も長期間設置されている仮設足場であることが分かった。

ABC7 NYによると、ニューヨーク市ブルックリン地域のウィンザー・テラスに位置する建物の仮設足場は、設置からなんと22年もの間、市民の目に晒されてきた。この長期間にわたり、足場の撤去を嘆願する声が市内各地から上がっていた。

ニューヨーク市長であるイーリック・アダムス氏もこの問題に対し真剣な取り組みを行っており、仮設足場の早期撤去を望んでいることが報じられている。アダムス市長は、この種の足場が市内の美観を損なう可能性があることに懸念を抱いており、市の景観の向上を目指している。

アダムス市長は先日の記者会見において、この問題に対して積極的な対策を採る考えを示した。具体的な手法については詳細な説明がなされなかったが、市民との協力や関係機関との連携を通じて仮設足場の早期撤去を実現する方針を明言した。

さらに、市長はこの問題が単なる足場の問題にとどまらず、建築物の耐久性や安全性にも関わる可能性があることを指摘した。建築物の定期的な点検やメンテナンスが必要不可欠であることを強調し、市民の安全を確保するためにも早急な解決が求められると述べた。

一方で、この長期間設置された仮設足場に関しては、建物の修繕や工事が一切進展していないため、市長はその原因や背景にも注目している。アダムス市長は建築や修繕に関わる手続きや規制の煩雑さが、この問題の一因だと指摘。建築プロセスの効率化を進める必要性を訴えた。

ニューヨーク市民からは、22年もの長期間にわたり存在する仮設足場により、景観の損失や歩道の使用制限などの様々な問題が生じているとの指摘がある。市民らは市長に対し、この問題の早期解決に向けた具体的なアクションを期待している。

市長も市民の関心と期待に応えるため、将来的な仮設足場の管理と撤去に向けた戦略の策定を進めることが予想される。