Fri. Oct 25th, 2024

画像の出所:https://abc7.com/los-angeles-county-hate-crimes-report-2023-la-human-relations-commission/14119870/

2023年のロサンゼルス郡での人種差別犯罪件数が急増していることが、都市の人間関係委員会(LAHRC)による報告書で明らかになった。

この報告書によれば、昨年ロサンゼルス郡で発生した人種差別犯罪の数は2019年の2倍以上の増加となる449件であった。これは2千2百三十人近くの被害者を出す結果となった。

この増加は特に黒人とユダヤ系住民に対する犯罪が目立っていることが明らかになった。この2つのコミュニティーは過去数年間においても度重なる攻撃の標的であった。

報告書によると、発生した犯罪の多くが暴力行為や人種差別的な言動、またはプロパガンダによるものであり、被害者の中には重傷を負ったり、悪質な心理的苦痛を被ったりしている。

この問題に対して、LAHRCは一刻を争う対策を求めている。委員長であるパトリシア・ウィルソンは、この報告書に基づき、法執行機関や教育機関、地域リーダーとの協力を強化する必要性を強調した。

また、報告書は人種差別犯罪の被害者支援や緊急連絡先の提供などのリソースの充実も求めている。

ロサンゼルス郡の住民の中には、この報告書の結果に深い憂慮を抱いている。被害者の一人であるジョン・ハリスは、自身が経験した人種差別犯罪の恐怖を伝えた上で、「私たちが平等で共存できる社会を築くために、今こそ行動する時です」と訴えた。

都市のリーダーや住民たちは、この問題に取り組むために団結し、ロサンゼルス郡を全体としての安全な場所にするための取り組みを進める必要性を痛感している。