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画像の出所:https://www.space.com/spacex-starlink-launch-group-6-24

スペースX、スターリンク衛星を新たに36基打ち上げ

アメリカの宇宙企業スペースXは、6月24日にスターリンク衛星の新たな36基を打ち上げたと発表しました。この打ち上げにより、グローバルインターネットカバレッジの拡大が期待されています。

スペースXは、フロリダ州のケネディ宇宙センターから、ファルコン9ロケット1基で36基のスターリンク衛星を軌道に送り出しました。これにより、現在の星座の数は600を超え、インターネットカバレッジエリアも広がりました。スペースXの計画では、将来的に数千基のスターリンク衛星を軌道上に配置し、地球上のあらゆる地域で高速かつ安定したインターネット接続を提供することを目指しています。

スターリンク衛星は、地上から約550キロメートルの低軌道に配置されています。これにより、遅延を最小限に抑え、高速なデータ通信を実現できる特長があります。また、一部の地域ではインターネット接続が制限されているため、スターリンクは特にこのような地域でのインターネットカバレッジ向上の期待が高まっています。

また、スペースXはスターリンクの衛星設計にも最適化を図っています。衛星の外見は以前よりも光を反射しにくいように改善が施され、公共の天文学研究への影響を最小限に抑えることを目指しています。この設計変更は、天文学者の懸念を受けて行われたものです。

スペースXのイーロン・マスクCEOは、今回の打ち上げを「スターリンクによるグローバルな衛星インターネットの実現への重要な一歩」と評価しました。また、今後さらなる打ち上げが予定されており、スペースXは星座の拡大、インターネットカバレッジの向上に向けて積極的な取り組みを続けるとしています。

スターリンク衛星の打ち上げ数は増え続け、その存在はますます注目を浴びています。今後のスペースXの動向に注目が集まる中、世界中でより多くの人々が高速なインターネット接続にアクセスできる日が近づいています。